屋根修理・雨漏りナビ

名前も電話番号も入れずに、屋根修理・雨漏りの費用相場をその場で計算します。訪問販売などで受け取った見積もりが高いかどうか、「火災保険で無料で直せる」と言われたときの確かめ方もまとめています。

屋根の状態と工事を選ぶ

気になっている症状
棟板金(むねばんきん)は、屋根のてっぺんの山になった部分にかぶせた金属の板です。
いまの屋根材
スレートは「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれます。わからなければ、築20〜30年の2階建てではスレートが多い屋根材です。
坪
固定資産税の通知書や登記簿の床面積(㎡)÷3.3 が坪数です。
階数
工事の方法(見積書に書かれているもの)
箇所
原因を探す調査費(2〜5万円が目安)も加えています。
枚
棟板金の直し方
m
見積書に「○m」とあればその数字を。空欄なら屋根の広さから推計します。
㎡
塗料
葺き替えた後の屋根材
足場
見積書に足場代が入っていれば「組む」に。2階建て以上の屋根工事は、安全のため足場を組むのがふつうです。
職人さんの賃金の地域差(国の公共工事の単価)で補正します。

費用の目安

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円(税込)
足場代が含まれているかどうかも、上の「足場」とそろえてください。

工事の方法を変えるといくらになるか

同じ家・同じ足場の条件で、工事の方法だけを変えた目安です。

「火災保険で無料で直せる」と言われたら

火災保険で屋根の修理代が出るのは、台風・突風・雹(ひょう)・大雪などの自然災害で壊れたときです。古くなって傷んだだけなら出ません。業者の言葉ではなく、次の点を自分で確かめてください。

  1. 壊れた原因が自然災害か:経年劣化・さび・施工不良は補償の対象外です。
  2. 契約に「風災・雹災・雪災」が付いているか:保険証券で確かめます。
  3. 損害額が自己負担額を超えるか:自己負担(免責金額)がある契約や、古い契約には「損害が20万円以上のときだけ支払う」方式のものがあります。
  4. 被害から3年以内か:保険金を請求できる権利は3年で時効になります(保険法95条)。
  5. 請求は自分で直接できる:保険会社か代理店に電話すれば手続きが始まります。業者に任せる必要はなく、請求に手数料もかかりません。
  6. 「保険金の○割」を払う契約に署名しない:保険金の3〜5割を手数料や違約金として払わせる契約の相談が寄せられています。
  7. 古い傷みを災害のせいにして請求しない:保険金の返還を求められたり、詐欺罪に問われたりするおそれがあります。
  8. 訪問販売なら8日以内は取り消せる:契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。困ったら消費者ホットライン(188)へ。
いまの状況で確かめる

日本損害保険協会の「保険金に関する災害便乗商法相談ダイヤル」(0120-309-444)でも相談できます。

「屋根が浮いていますよ」と急に言われたら

瓦屋根なら補助金があるかもしれません

2022年1月から、新しく建てる家の瓦は全部を固定する基準になりました。それより前の瓦屋根を台風に備えて直す工事に、市区町村が補助を出していることがあります。例えば千葉市は耐風診断の費用の3分の2(上限2.1万円)、改修工事費の23%(上限55.2万円)です。募集期間と予算に限りがあるため、お住まいの市区町村の「瓦屋根 耐風改修 補助」を調べてください。

計算のしかた

中心の金額と幅の出し方
  • 屋根の面積は「延床面積(坪)×3.3×1階の割合(平屋は全部、2階建ては55%、3階建ては40%)×1.2」で推計しています。30坪の2階建てなら約65㎡です。屋根の形・勾配・軒の出で実際の面積は変わります。1階の割合と1.2の係数は目安の設定です。
  • 足場の面積は「延床面積×3.3×1.2×1.3」、足場代は1㎡あたり900円です(外壁塗装ナビと同じ計算)。
  • 工事の単価(1㎡あたり)は、比較サイト(ミツモア・外壁塗装の窓口)の相場の中央です。塗装はシリコンで3,000円(3回塗り)に洗浄290円と下地処理1,000円、カバー工法は11,500円、葺き替えは撤去・処分込みでガルバリウム17,500円・スレート18,000円・瓦23,000円です。
  • 部分補修は、棟板金の交換7,500円/m、釘の打ち直し22,500円、漆喰の詰め直し5,500円/m、瓦・屋根材の差し替え12,500円/枚、雨漏りの調査35,000円と修理35,000円/箇所、部分塗装4,000円/㎡です。棟の長さの推計(屋根面積の平方根×1.5)は目安の設定です。
  • 諸経費として10%を加えています。
  • 地域の補正は、国土交通省の公共工事設計労務単価(令和8年3月から適用)の賃金を全国平均と比べ、総額の半分を人件費とみなして掛けています。塗装は塗装工、それ以外は板金工の単価です(板金工の単価がない9府県は塗装工で代用)。人件費の割合は目安の設定です。
  • 幅は中心の0.8〜1.25倍です。見積もりの判定は、上限を超えて中心の1.6倍までを「高め」、それより上を「大幅に高い」としています。この線も目安の設定です。
  • 2004年ごろより前のスレートは石綿(アスベスト)を含むことがあり、葺き替えでは処分費が上がります。この費用は計算に入れていません。

出典: ミツモア「屋根リフォームの費用相場」/ 外壁塗装の窓口「屋根工事の費用相場」/ 外壁塗装の窓口「雨漏り修理の費用相場」/ 国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価」/ 国民生活センター「屋根工事の点検商法」/ 国民生活センター「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができると勧誘されても」/ 日本損害保険協会「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」/ 日本損害保険協会「保険金の請求について」/ 千葉市「住宅の瓦屋根耐風診断・耐風改修補助制度」(2026年10月確認)