条件を選ぶ
同じ地域・人数のまま、形式だけを変えた葬儀社に払う額の目安です。
一般葬家族葬一日葬直葬
見積もりで金額が増えやすい項目
ネットの定額プランが公式サイトに書いている「別料金になる条件」から拾いました。見積もりと見比べるときの確認先です。
- 安置の日数:プランに含まれるのは2〜4日分が多く、火葬場の予約が取れずに延びると1日ごとに追加(例:税込16,500〜33,000円)になります。
- 式場の使用料:プランに含む上限(例:一日葬で2.5万〜5万円分)を超える式場を選ぶと差額がかかります。
- 付き添いの安置:故人のそばに泊まる場合、1泊ごとの追加(例:税込55,000〜66,000円)を設けているプランがあります。
- 搬送の距離:寝台車は20〜50kmまで含むプランが多く、超えると距離に応じて加算されます。
- 飲食と返礼品:人数で増えます。通夜振る舞いは1人3,300円〜、会葬返礼品は1人600円〜1,100円〜が公開されている下限の目安です。
- 火葬料:プラン料金とは別のことがほとんどです。この下の表の火葬料と見比べてください。
あとから戻ってくるお金
- 葬祭費(国民健康保険・後期高齢者医療):葬儀を行った人(喪主)が市区町村に申請すると支給されます。金額は市区町村で2万〜7万円と差があります。申請できるのは葬儀の翌日から2年以内です。
- 埋葬料(会社の健康保険):協会けんぽは一律5万円です。健康保険組合によっては上乗せ(付加給付)があります。
- 東京23区の火葬料助成:2026年4月から、区民葬儀券(祭壇券または霊柩車券)を使い東京博善の6斎場で火葬した区民に、大人で最大27,000円を区が助成しています。
- 市区町村によって条件が違います(例:津市の国民健康保険は火葬のみの場合は支給なし)。申請の前に窓口のページで確かめてください。
電話番号を渡さずに比べる方法
- 定額プランの公開価格を見る:ネットの葬儀社の多くは、形式ごとの税込価格と含まれるものを公式サイトに載せています。資料請求をしなくても価格表は読めます。
- 近くの葬儀社の料金表を見る:地元の葬儀社でも価格を公開しているところがあります。見積もりを頼むときは、内訳(基本料金・式場・安置・飲食・返礼品・火葬料)を項目ごとに出してもらうと比べやすくなります。
- 一括見積もり・紹介サイトで電話番号が必須のものは、送信した直後から電話がかかってくることがあります。避けたい場合は申し込む前に入力欄を確かめてください。
- 病院から紹介された葬儀社に搬送だけを頼み、葬儀は別の会社に頼むこともできます。搬送の料金だけを先に確かめておくと、あとで比べやすくなります。
計算のしかた
中心の金額と幅の出し方
- 形式ごとの基準は、公正取引委員会の調査(2016年の実績)で葬儀業者が答えた形式別の売上高を件数で割った1件あたりの額です(一般葬128.4万円、家族葬71.6万円、一日葬58.3万円、直葬37.4万円)。回答した業者の合計で、葬儀業全体の値ではありません。
- 地域の差は、経済産業省の特定サービス産業実態調査(2018年)の都道府県別「葬儀業務の売上高÷葬儀の取扱件数」を全国の値で割った係数を掛けています。県ごとの形式の割合の違いも係数に入っています。
- 参列者の人数は、基準の人数(一般葬60人、家族葬20人、一日葬15人。どれも設定値)との差に、1人あたりの飲食・返礼品の額を掛けて増減させています。1人あたりは一般葬・家族葬が4,250円(通夜振る舞いと会葬返礼品)、一日葬が850円(会葬返礼品)で、ネットの葬儀社が公開している下限の単価の平均です。直葬は人数で変えていません。
- 幅(安め〜高め)は中心の0.8倍〜1.25倍です。根拠のある数字ではなく設定値で、この幅に収まらない見積もりもあります。
- 火葬料は、県庁所在地・政令指定都市・東京23区の公営または民営の火葬場の大人料金(2026年10月確認)です。それ以外の市町村は、調べた50市の市民料金の中央値(1万円)を目安にしています。
- お布施(寺院へのお礼)は葬儀社の売上に入らないため、この計算には含めていません。香典と香典返しも含めていません。
- 基準の数字は2016年・2018年のもので、その後の物価の上がり分は入っていません。
出典:
公正取引委員会「葬儀の取引に関する実態調査報告書」(平成29年3月)表6・表10を加工して作成/
経済産業省「平成30年特定サービス産業実態調査」(冠婚葬祭業)を加工して作成/
各市区町村・火葬場の料金ページ、各市区町村の葬祭費のページ/
全国健康保険協会(埋葬料)/
文京区(23区の火葬料助成)/
小さなお葬式・よりそうお葬式・イオンのお葬式(追加料金の条件・飲食と返礼品の単価)(2026年10月確認)